こんにちは、キャピタルキャットです。
投資をしていると、「分散投資が大事です」と言われますが、具体的になぜ、どう分散すればいいのかまでは語られないことが多いですよね。
今回は、私キャピタルキャットが、分散投資の本質と実践方法をしっかり解説していきます。
攻めの口座と守りの口座を分ける意味
たとえば、同じXAUUSD(金)を運用する場合でも、
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攻めの口座:スタートロットを大きく、月利20%を狙う設計
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守りの口座:ロットを抑えて、ドローダウンがあっても口座が耐えられるよう設計
このように目的を明確に分けることで、1つの失敗が全損につながるリスクを回避することができます。
事例:
2024年12月X日、XAUUSDが急騰し、ある口座では攻めすぎてロスカット。
しかし、守りの口座ではロットが抑えられていたため、軽い含み損のみで翌日に利確。
2025年4月7日、XAUUSDが急騰し、ある口座ではライン数が多すぎてロスカット。
しかし、守りの口座では耐え切った為、全体の12%の損失で落ち着く。
それでも消せない「同一銘柄のリスク」
たとえ攻めと守りで設計を分けても、同じXAUUSDという1つの銘柄に集中している以上、根本的なリスク分散にはなりません。
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地政学のリスク(戦争・政策発表)
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アメリカの経済指標(CPI、FOMC)
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米ドルの急変動
これらが重なると、攻め・守り両方に損失が出る可能性があるのです。
複数銘柄での分散の必要性
分散の基本ルール:
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値動きの連動しにくい銘柄を選ぶ
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国・商品・指標の影響が異なるものを組み合わせる
具体的な分散例:
銘柄 | 特徴 | 影響要因 |
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XAUUSD(金) | インフレ・地政学リスクに敏感 | 米金利、戦争、ドル |
OIL(原油) | 中東情勢・需給バランスが影響 | OPEC、ロシア、原油在庫 |
JP225(日経平均) | 株式市場のセンチメントを反映 | 日本経済、円相場、米株 |
分散でどれくらいリスクが下がるのか?
例:3つのシステムを運用(月利想定:XAUUSD=20%、OIL=15%、JP225=10%)
戦略 | 銘柄 | ロスカット率 | 最大DD |
---|---|---|---|
A | XAUUSD(集中型) | 1回の暴落で全損 | 約-100% |
B | XAUUSD+OIL(2銘柄) | 半分の口座だけ被弾 | 約-50~60% |
C | XAUUSD+OIL+JP225(3銘柄) | 被弾は1/3、他でカバー | 約-30%以内で耐えられるケースもあり |
複数銘柄に分ければ、1つの銘柄が暴れても他で補える可能性が高くなります。
運用モデルのイメージ
モデル | 銘柄構成 | 年間期待利回り | 想定DD(ドローダウン) |
---|---|---|---|
モデルA | XAUUSD集中 | 約240% | -100%のリスクあり |
モデルB | XAUUSD+OIL | 約204% | -60% |
モデルC | XAUUSD+OIL+JP225 | 約180% | -30%以内 |
※すべて複利ではなく単利計算。各システムの月利と最大DD想定に基づく。
まとめ:分散投資は“守るため”の攻めの戦略
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攻めと守りの口座を分けることで、メリハリのあるリスクコントロールができる
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同じ銘柄でも、設計の違いで耐えられる相場は変わる
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それでも同じ銘柄に依存していれば、リスクは消えない
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異なる特性を持つ複数の銘柄で運用することで、全損リスクを大きく回避できる
分散とは「諦める」ことではありません。
守るための“賢い攻め”です。
リスクを制する者が、相場を制す。
「投資に絶対はありません。分散である意味”完璧”な投資を実現したい!」
以上、キャピタルキャットでした!
一緒に、強くてしなやかな運用を目指しましょう!
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