こんにちは、キャピタルキャットです!最近投資をやったことがない方からよくいただく質問に、税金の質問があります。
それは、「海外口座で運用した場合に税金って高くないですか?」という質問です。
その質問に対して、回答するのは「ある一定額以上の運用をされたい場合は、国内の証券口座での運用をお奨めしています。」です。
資金効率の面から考えても海外口座で運用するメリットはあります。
今回は、250万円を運用した場合のシミュレーションをしてみました。
分離課税と総合課税? どっちがお得か一緒に考えてみましょう!
250万円を国内口座と海外口座で運用した場合、それぞれの税引き前利益と税引き後利益を、課税率を含めて比較してみます。今回は、国内口座の月利5%、**海外口座の月利20%**で1年間(12か月)運用するケースを考え、**海外口座の税率は55%**で計算します。
前提条件
- 元本: 250万円
- 運用期間: 1年間(12か月)
- 国内口座の月利: 5%(月間複利)
- 海外口座の月利: 20%(月間複利)
- 国内口座の税率: 20.315%(所得税15.315% + 住民税5%)
- 海外口座の税率: 55%(最大値で計算)
1. 国内口座で運用した場合
税引き前利益の計算(複利計算)
国内口座での運用では、毎月5%の利率が複利で適用されます。これを元に税引き前利益を計算します。
税引き前利益: 4,489,640円 – 250万円 = 1,989,640円
税引き後利益の計算
国内口座の利益に対する税率は20.315%です。この税率を税引き前利益に適用します。
課税額=1,989,640円×0.20315=404,195円
税引後利益: 1,989,640円– 404,195円 = 1,585,445円
税引き後の最終資産額: 250万円 + 1,585,445円 = 4,085,445円
2. 海外口座で運用した場合
税引き前利益の計算(複利計算)
海外口座では、毎月20%の利率が複利で適用されます。
税引き前利益: 22,290,251円 – 250万円 = 19,790,251円
税引き後利益の計算
海外口座の利益に対する税率は55%と仮定します。この税率を税引き前利益に適用します。
課税額=19,790,251円×0.55=10,884,638円
税引後利益: 19,790,251円– 10,884,638円 = 8,905,613円
税引き後の最終資産額: 250万円 + 8,905,613円 = 11,405,613円
比較結果
項目 | 国内口座 | 海外口座 |
---|---|---|
元本 | 2,500,000円 | 2,500,000円 |
月利 | 5% | 20% |
最終税引き前利益 | 1,989,640円 | 19,790,251円 |
税率 | 20.315% | 55% |
課税額 | 404,195円 | 10,884,638円 |
税引き後利益 | 1,585,445円 | 8,905,613円 |
税引き後の最終資産 | 4,085,445円 | 11,405,613円 |
まとめ
- 国内口座: 月利5%で運用した場合、税引き後利益は約1,585,445円、最終的な資産は約4,085,445円になります。
- 海外口座: 月利20%で運用し、55%の課税率が適用された場合、税引き後利益は約8,905,613円、最終的な資産は約11,405,613円になります。
税率が高くても、海外口座での運用は高い利回りのため、税引き後でも国内口座より大きな利益を得ることが可能です。ただし、リスク管理や税制の確認が重要です。
「税金だけ見れば、海外口座での運用は高いです。多額の税金を払いたくない方は、国内口座で運用しましょう!」
ってアドバイスどう思いますか?ポジショントークなのか、事実が含まれている巧妙なアドバイスなのか、一度考える必要がありそうです。
ご不明点やさらに詳しい質問があれば、いつでもお知らせください!
キャピタルキャット
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