「投機システムは、止める勇気が勝ちを呼ぶ」


こんにちは、キャピタルキャットです。
今回は、私自身が体験した「システム運用の停止判断ミス」について、正直に、リアルに話していきます。

トレードは「続けること」も大事ですが、
「止める判断」こそが資金を守るための最強の武器になります。


🚨 なぜ止めなかったのか? → 欲が勝ったから

その日は、相場がとにかく荒れていました。
指標の発表、地政学リスク、連続するボラティリティ…。

それでも、「もう一段下がれば反発する」
「利確まであと少し」
そんな気持ちがずっと頭の中にありました。

システムの証拠金維持率はまだ高かったので、「止めるのは早い」と思ってしまったのです。

しかし、相場は私の願い通りには動いてくれませんでした。
結果は――ナンピンのズレと未利確のままロスカット。


🔁 ナンピンずれとは?

ナンピンマーチン系のシステムは、一定の価格幅ごとにポジションを持ち、反発で利益を狙います。

ところが、相場が「急激な上げ下げを繰り返す」いわゆる乱高下状態になると、

  • ポジションを持つタイミングがズレる

  • 利確ラインまで届かず、未利確のままポジションが膨らむ

  • ナンピンが「早すぎる」「遅すぎる」ことで、逆にリスクだけが積み上がる

このような現象が起きやすくなります。


⚠️ 「止め時」のサインは出ていた

正直、止めるべきタイミングはいくつもありました。

✅ サイン1:トランプ大統領ご乱心

✅ サイン2:各国の反応がマイナスだった

✅ サイン3:初めから荒れ模様でした。その時で、利益も十分でした。

そして、「まだいけるかもしれない、もっと利益が出る」という気持ちや期待が判断を鈍らせてしまいました。


💡 結論:止める基準はルール化しておくこと

システムトレードで最も大事なのは、
**「止める勇気」と「再開する冷静さ」**です。

感情的になってからでは遅いため、以下のような事前のルールを用意しておくことが大切です。


📋 停止ルールの例

シグナル 判断基準 対応
✅ ボラティリティが通常の2倍 ATRを参照 一時停止を検討
✅ 指標発表30分前~1時間後 FOMC・CPIなど 一時停止
✅ 証拠金維持率が3000%未満 資金余力が減ってきた リスク見直し or 停止
✅ ポジションが3段階以上積まれているのに利確なし 戻りが弱い 一時停止して静観
✅ 予期しない地政学ニュース 戦争・制裁・政治発言 リスク回避のため停止

🐾 最後に、キャピタルキャットからの教訓

私が皆さんにお伝えしたいのはこれです:

「止めなかったこと」を後悔するくらいなら、止めて後悔した方がマシです。

止めたことで得られなかった利益は、次のチャンスで取り返すことができます。
しかし、ロスカットされた資金は、二度と戻ってきません。

皆さんがシステム運用をしているなら、「続ける強さ」だけではなく、
「止める勇気」も必ず持っていてください。

以上、キャピタルキャットでした!
リスクを管理しながら、着実に利益を積み上げましょう。

Tags:

Comments are closed